植木出荷全国1位・千葉県
千葉県は,九十九里沿岸の匝瑳市(そうさし)を中心に植木の生産が盛んであり,植木の出荷額で全国一位の産地となっている。千葉県の植木出荷額は,2011年が63億5400万円,2012年は67億9100万円,2013年は74億200万円と,増加傾向にある。
県内はイヌマキを中心とした大木が多い上,職人の伝統技術によって付加価値を高めていることから,他県と比較して生産者一戸当たりの出荷額も多くなっている。
近年では海外での植木の人気は高まり,中国の富裕層による“爆買い”もあり,輸出が急増している。
◆販路を海外にも
現在は日本的な広い庭を有する家が減り,マンション居住者などが増加していることから,植木の国内需要は縮小傾向にある。そこで販路を海外に見いだすことで,出荷額を増やしてきた。
2013年の輸出額は42億円超と,5年前より20億円以上増えている。輸出先はアジアやヨーロッパなどである。
◇ ◇
■植木出荷額と栽培農家数の全国順位(2013年)
出荷額(百万円) 栽培農家数(戸)
1位 千葉県(7402) 福岡県(2433)
2位 福岡県(4736) 愛知県(2117)
3位 愛知県(4254) 千葉県(1490)
4位 埼玉県(1902) 埼玉県(1239)
5位 三重県(1896) 三重県(1072)
※出所:農林水産省「花木等生産状況調査」
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